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かがくのたまご

ゲーム理論① 〜もっとも美しい数学〜
23年9月20日(数学科 M.N)

昨年本校の体験入学で「ゲーム理論の基礎」という講座を開かせていただきました。“ゲーム”という響きのせいか、たくさんの方にお集まりいただくことができました。もっともPSPやDSのようなゲームに関することではないので、イメージと違ったと思った生徒さんもいたかもしれません。でも効果的な戦略や必勝法といった広い意味での“ゲーム”の考え方を楽しんでもらえたのではないかと思っています。

この講座は2004年に多摩地区高等学校の合同公開講座で行って好評だったものです。だから今回もある程度楽しんでもらえるのではないかという自信はありました。当時参考にした本が「ゲーム理論トレーニング」(逢沢明著 かんき出版)です。

ところで最近この本が本屋で平積みで売られていたのを目にして驚きました。
「今頃!?」
7年前に図書館で借りて使った本だったのですが、今回は思わず購入してしまいました。理論もさることながら具体的な例の多い、誰でも楽しめる本なので興味のある方は是非ご一読ください。

また別の本屋で「もっとも美しい数学 ゲーム理論」(T・ジークフリード著 冨永星訳 文藝春秋刊)という本を見つけました。こちらは最近出版された本です。ゲーム理論が近年大きく発展を遂げ、今後様々な分野で利用されていくだろう、ということが書かれています。

映画「ビューティフルマインド」のモデル、ジョン・フォーブス・ナッシュがゲーム理論の土台を築き、経済学に用いて1994年にノーベル賞を受賞して17年。最近では経済学に留まらず、社会学の分野でゲーム理論が用いられ、社会の動きを統計学で予測するという研究分野もあるそうです。

自然科学の域を超えて様々な場面で利用される数学。ゆとり教育の反動で大人の数学ブームというものがあるそうですが、その数学の中でゲーム理論は特に最近流行りなのかもしれません。


〜次回は「ゲーム理論」の一例を紹介します〜



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